2017年12月15日 扶桑化学工業を買いました

2017年12月15日扶桑化学工業を1,000株購入しました。

私が以前投稿した記事の基準とは矛盾する点が幾つか発生しています。
今回はその理由に関しても触れます。

投資をする為の基準 企業価値評価と投資タイミング 2017年10月9日
https://exponentialinvestment.blogspot.jp/2017/10/2017109.html

扶桑化学工業の企業価値に関してです。
  1. ROICに注目して企業の生み出す付加価値の高さを判断する。ROIC10%以上を継続的に出せる企業が好ましい
  2. キャッシュフローに注目して企業の安定性を判断する。毎年フリーキャッシュフローを大量に生み出せる企業が好ましい
  3. 売上高経常利益率が高い企業か。継続して10%以上を出せているか
  4. 良好なバランスシートを持っているか。継続して自己資本比率が50%以上か
  5. 経済的堀という企業の強みを発生させられるものがあるか(例えばシェアの高さや特許)
  6. 国内だけでなく海外でも需要を成長させられるか。これにより、長期的な成長性があるか判断する。複利的に需要を増加させられるイメージがはっきりと沸かない限り投資しない。10年間マーケットが閉まったとしても安心な銘柄であるべき
  7. PERは低ければ低い程良い。できれば10倍以下。10倍以下の低位株であれば、50%以上のリターンも楽に目指せる

  • ROICに注目して企業の生み出す付加価値の高さを判断する。ROIC10%以上を継続的に出せる企業が好ましい
GMOクリック証券からの画像ですが、扶桑化学工業はROICが直近で3年連続10%以上を達成しています。
力強い付加価値創出能力があると考えます。
そして、四季報によると2018年3月期と2019年3月期のどちらも増収増益の予定で、このROIC水準は安寧であると判断しました。

扶桑化学工業の10年分のROICツリーです。税引後投下資本営業利益率、投下資本回転率、固定資本回転率、有形固定資産回転率、無形固定資産回転率、運転資本回転日数、売上債権回転日数、棚卸資産回転日数、仕入債務回転日数、売上高営業利益率、原価率、販売管理比率を表示しています。

  • キャッシュフローに注目して企業の安定性を判断する。毎年フリーキャッシュフローを大量に生み出せる企業が好ましい
キャッシュフローも直近では停滞期に入っていますが、10年間概ね安定的なキャッシュフロー創出能力を示しています。
この事から扶桑化学工業の事業の安定性は高いと判断しました。

扶桑化学工業の10年分のキャッシュフロー・マトリックスとキャッシュフロー計算書 (C/F)

  • 売上高経常利益率が高い企業か。継続して10%以上を出せているか
以下はSBI証券から引っ張ってますが、直近では経常利益率が27.7%です。来年も26.4%の予想であり、高収益企業である事を確認できます。

財務指標 (単位%)

データ更新日:11/29

16/03連
17/03連
18/03連予
増収率
+9.5
+2.6
+9.6
経常増益率
+32.1
+37.5
+4.6
売上高経常利益率
20.7
27.7
26.4
ROE
13.4
16.2
16.2
ROA
16.8
19.2
18.6
株主資本比率
83.0
79.8
--
配当性向
24.3
22.1
21.9

  • 良好なバランスシートを持っているか。継続して自己資本比率が50%以上か
純資産が複利的なペースで一貫して上昇している所が高評価です。自己資本比率も上昇傾向にあります。

扶桑化学工業の10年分の貸借対照表 (B/S)

  • 経済的堀という企業の強みを発生させられるものがあるか(例えばシェアの高さや特許)
扶桑化学工業の直近の決算説明資料からの切抜きです。
以下の通り、半導体に欠かせない、シリコンウエハポリッシングという成長市場で、シェア80%です。競合との過当競争を避けられるし、業績が一時的に不調に陥っても立ち直れる、勝ち馬企業だと判断しました。
平成29年度(第61期)第2四半期決算説明資料 (PDF)


また、以下の四季報情報にある通り、リンゴ酸事業でも世界シェア5割です。


再度、直近の決算説明資料からの引用ですが、全社的な戦略として、ニッチトップを目指す点も投資判断にプラスでした。規模は小さくても、高収益を目指す戦略は大好きです。投下資本利益率=ROICは私の投資判断の中で重要な位置づけです。



  • 国内だけでなく海外でも需要を成長させられるか。これにより、長期的な成長性があるか判断する。複利的に需要を増加させられるイメージがはっきりと沸かない限り投資しない。10年間マーケットが閉まったとしても安心な銘柄であるべき
グローバル展開に注力し、ノウハウを蓄積できている事は、決算説明資料を読めば容易に理解できます。

  • PERは低ければ低い程良い。できれば10倍以下。10倍以下の低位株であれば、50%以上のリターンも楽に目指せる
ここが問題です…
以下の通り、PERを15.39倍で購入しました。最近の上昇相場のお陰でなかなか株価が下がらない為、これくらいの水準でも妥当かという感覚での購入価格でしか無いのがちょっと不安ですね…

投資指標 18/03期(連)

予想PER
15.39倍
予想EPS
205.6
実績PBR
2.32倍
実績BPS
1,361.46
予想配当利
1.42%
予想1株配当
45
1株データ更新日:11/29
© 東洋経済新報社



また、IFIS株予報や日経平均PERでも絶好の買い場というタイミングではありませんでした。
じゃあ何で買ったのというと、楽天が大手通信キャリアに参入という報道がなされ、ソフトバンクやKDDI、ドコモといった、日経への影響が巨大な銘柄が過剰に売られていたからです。楽天が大手通信キャリアになったとしても、扶桑化学工業の競争優位性に揺るぎはないと考えました。寧ろハイテクセクターと親和性の高い、通信業界の競争が促されるのは、半導体業界への投資増になり、歓迎すべき展開かと考えます。

下の画像は扶桑化学工業に投資した、翌日2017/12/16の日経先物です。

キチンと150円高(0.67%)の上昇となっており、取り敢えずの高値掴みは避けられたと考えます。まあ、隔日単位の値動きより、年単位で見た扶桑化学工業のリターンがどうなるかの問題なので、気休めにしかなりませんが(笑)



こちらが最新のポートフォリオです。
初めてSP500のETFを購入しました。
NISA枠の使い切りが目的です。
比較的小口での投資が可能で手数料も安いです。手軽にアメリカの経済成長力に投資できるのは素晴らしい投資対象ですね!

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