FPGを200株買い 2018/10/09

本日、FPGという会社に投資しました。
FPGホームページのリンクは以下です。
https://www.fpg.jp/index.html

財務的に自己資本比率やキャッシュフローが心配な要素でしたが、SBIには実際投資してみて成果が出ています。またソフトバンクグループは僕は投資していませんが、孫正義さんが投資しまくりでキャッシュフローや自己資本比率が悪いけど株価上がり続けいるといった事実があります。

こういった事実を踏まえて、金融や投資系の会社は財務健全性はまた別の視点が要るのかなと思いました。
なので今回はFPGに投資しています。

以下に詳細な理由を記載します。

【企業価値評価】

どれか1つの基準を満たさない位の矛盾は見逃す気持ちで企業を評価して行きます。
1つ位の条件なら見逃しても良いと考えるのは、例えば、現在ROICが10%以下の企業でも、営業利益率やマーケットシェアが好調なら、数年後ROICが10%を超える可能性が高いからです。
  1. ROICに注目して企業の生み出す付加価値の高さを判断する。ROIC10%以上を継続的に出せる企業が好ましい
  2. 売上高営業利益率が高い企業か。継続して10%以上を出せているか
  3. キャッシュフローに注目して企業の安定性を判断する。毎年フリーキャッシュフローを大量に生み出せる企業が好ましい
  4. 良好なバランスシートを持っているか。継続して自己資本比率が50%以上か
  5. 経済的堀という企業の強みを発生させられるものがあるか(例えば業界1位のシェアや特許数)
  6. 国内だけでなく海外でも需要を成長させられるか。これにより、長期的な成長性があるか判断する。複利的に需要を増加させられるイメージがはっきりと沸かない限り投資しない。10年間マーケットが閉まったとしても安心な銘柄であるべき
  7. PERは低ければ低い程良い。10倍以下がベスト。10倍以下の低位株であれば、50%以上のリターンも楽に目指せる。これにより有利な条件で投資できている事を確かめる。キーワードは「濡れ手に粟」
  8. 今後3年程度の収益見通しは上昇傾向か。近い将来の業績が減少と予想される企業は下落リスクが高い

1
FPGは以下の画像にある様に直近3年間でROIC10%超えを達成しています。
5年間推移

10年間推移

2
1の画像にある通り、FPGの営業利益率は50%超えを継続しています。
これは驚異的な水準であり、競争力の高さを表していると考えます。

3
以下にある通り、キャッシュフローは綺麗ではありません。

マネックス証券のデータで見ても現金は増えてはいますが、財務キャッシュフローによるものである事がわかります。
資金繰りはビジネスモデルが崩壊した場合、一気に悪化する懸念ありです。

4
自己資本比率も僕が普段投資している企業と比べて低めです。

平成30年9月期第3四半期の有価証券報告書でも37.3%です。
純資産自体は毎年拡大しているのでこの調子でジワジワと自己資本比率を向上させて行くことを期待します。

5
課題解決の強みで最高益!FPGにある通り、FPGコンテナリースで9割のシェアです。
独占に近く極めて競争力が高いです。

FPGのシェアードリサーチ最新レポートに記載されている内容にも注目しました。
https://sharedresearch.jp/ja/7148

以下の赤字部分に注目すれば明確な様にFPGのマーケット全体の侵食率はまだ1,2%といった所です。
つまり1%侵食するだけでかなり利益が上昇するという事です。
潜在市場は膨大
タックス・リース・アレンジメント事業では組成金額と出資金販売額の両面において、2017年11月現在の同社の規模と比較して、潜在市場は膨大である。 組成面では、主要リース対象物件である航空機の2015年の市場規模は約26兆円(SR社推測)であった。それに対して、2017年9月期における同社のオペレーティング・リース組成金額(航空機、船舶、海上輸送用コンテナのリース物件の取得価額の合計額)は276,168百万円であり、航空機のみでもリース事業の対象市場は膨大であるといえよう。 出資金販売額の面では、タックス・リース・アレンジメント事業の購入対象となる中小・中堅企業(資本金10百万円以上1,000百万円未満の企業)の企業数は98万社、経常利益合計額は29.4兆円であった(財務省「法人企業統計調査(平成28年度)」よりSR社試算)。それに対して、2017年9月期における同社の出資金販売額は115,746百万円であった。

6
FPGはまだ明確に海外事業というセグメントを設けていませんが、ホームページのリンクでFPG AemntumとFPG AIMという海外の関連会社を掲載しています。
http://fpg-aim.com/
http://www.fpg-amentum.aero/about-us/#Overview

リンクトインを使った顔の見える人財紹介をしているあたりから、海外事業への力の入れようを読み取れます。

7
PER10倍台で投資できました。

8
6でも見ましたがFPGはまだまだ利益を伸ばせる余地があるはずです。国内だけでも十分な余地がありますし、オマケに海外関連会社も抱えています。


【投資タイミング】

投資タイミングについては、以下の全てを守ると、1年に2,3回位しか投資出来なくなってしまいます。
なので、投資回数の最大化と下落リスクの最小化をバランスさせる為に、1,2,3の基準のどれか1つでも満たされた時が投資のタイミングと考えます。
ただし4の基準は何があっても遵守すべき、絶対的なルールです。
  1. Fear & Greed Indexを参考にして、マーケット全体が超恐怖に陥っているかをチェックします。http://money.cnn.com/data/fear-and-greed/
  2. IFIS株予報のトレンドシグナルで日経平均のリスクオン相対指数をチェックします。マーケット全体が底値圏に入っているかを確認します。http://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?action=tp1&sa=trend_sig
  3. 日経平均適正株価水準をチェックし、日経平均が緑の帯を下抜けた位置にあるかを確認します。https://nikkei225jp.com/data/per.php
  4. SBI証券で個別株が割高水準で無いかを必ず判断します。予想PER15倍以下で購入の基準は死守します。また、業界最大手のSBIの予想PERはマーケット参加者の多数が参考にする指標なので、SBIの数値を参考にする事とします。https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLEThmR001Control&_PageID=DefaultPID&_DataStoreID=DSWPLEThmR001Control&_ActionID=DefaultAID&getFlg=on

1
2018/10/08の晩時点のアメリカ市場でしたが超恐怖に振れる場面がありました。

2
日本市場は高値圏警戒です。

3
緑の帯下抜けで割安圏です。
2で見たとおり別の指標では高値圏でした。
矛盾している様に見えますが、全ての条件が完璧に揃うことを待っていてはいつまで経ってもリスクテイクできません。
なので3つの基準のうち2つが買いシグナルを出しているだけで買いに行きました。

4
投資基準7で見たようにPER15倍以下でした。
また配当利回り4%以上である事も株価の下支え効果があると考えています。


最後に最近の投資成績です。
一番投資している扶桑化学工業が一番マイナスで全体のパフォーマンスを引っ張っています。自分の判断ミスを呪うばかりです。
PER15以上で皆が強気なタイミングで投資するとどうなるかの、反面教師です。

コメント