2018/03/20 ニチアスを買い、HOYAを売却しました。
まずはニチアスに投資した理由です。
【企業価値評価】
どれか1つの基準を満たさない位の矛盾は見逃す気持ちで企業を評価して行きます。
1つ位の条件なら見逃しても良いと考えるのは、例えば、現在ROICが10%以下の企業でも、経常利益率やマーケットシェアが好調なら、数年後ROICが10%を超える可能性が高いからです。
まずはニチアスに投資した理由です。
【企業価値評価】
どれか1つの基準を満たさない位の矛盾は見逃す気持ちで企業を評価して行きます。
1つ位の条件なら見逃しても良いと考えるのは、例えば、現在ROICが10%以下の企業でも、経常利益率やマーケットシェアが好調なら、数年後ROICが10%を超える可能性が高いからです。
- ROICに注目して企業の生み出す付加価値の高さを判断する。ROIC10%以上を継続的に出せる企業が好ましい
- キャッシュフローに注目して企業の安定性を判断する。毎年フリーキャッシュフローを大量に生み出せる企業が好ましい
- 売上高営業利益率が高い企業か。継続して10%以上を出せているか
- 良好なバランスシートを持っているか。継続して自己資本比率が50%以上か
- 経済的堀という企業の強みを発生させられるものがあるか(例えばシェアの高さや特許)
- 国内だけでなく海外でも需要を成長させられるか。これにより、長期的な成長性があるか判断する。複利的に需要を増加させられるイメージがはっきりと沸かない限り投資しない。10年間マーケットが閉まったとしても安心な銘柄であるべき
- PERは低ければ低い程良い。10倍以下がベスト。10倍以下の低位株であれば、50%以上のリターンも楽に目指せる
- 今後3年程度の収益見通しは上昇傾向か。近い未来の業績が減少と予想される企業は下落リスクが高い
1.ROICはあと一息で10%です。10%に達していないのに投資したのは、ニチアスの営業利益率が今後上昇する事が明確に理解できたからです。詳細は6.で説明します。
2.ニチアスの直近5年のキャッシュフローは頗る好調です!フリーキャッシュフローが成長していますね。
3. 1.の画像を参照しますが、去年やっと10%に達しました。10%に達していないのに投資したのは、ニチアスの営業利益率が今後上昇する事が明確に理解できたからです。詳細は6.で説明します。
4.バランスシートの純資産は一定のペースで増加しています。ここからも事業の堅調さが伺えますね。
5.ニッチ業界でトップシェアを狙う企業です。
「ニチアス技術時報 2012年1号」より。
「日本の一世紀の歴史をたどると,第二次世界大戦への突入そして敗戦,戦後の復興,オイルショッ
ク,プラザ合意による円高,バブル経済の崩壊,リーマンショック,そして今回の世界経済不均衡に
よる円高,不況と続き,企業にとって困難な舵取りを余儀なくされてきています。その中でもニチア
スという企業は,世界的に見てもかなり特殊と言っていいほどの歴史を有しており,一世紀を超える
期間で30年以上もトップシェアを確保している製品がいくつもあります。日本国内において,製造業
の90%以上がユーザーであることもこれを裏付けており,お客さまにとってなくてはならないニチ
アス製品になっています」
「「ロックウール」市場は100億円、8万5000トン」より。
「ニチアスが拡販狙う、発電所向け断熱材」より。
「25日に行った新工場の開所式に出席したニチアスの矢野邦彦社長は、「インドネシアの経済成長に伴い、ロックウール断熱材の需要は4~5年前から急速に拡大した」と指摘。ただ、断熱材市場全体では3~4割しかシェアをとれていなかったため、新工場の稼働で「シェア拡大を図る」と意気込みを語った。
【改行】
現地販売会社ニチアス・スニジャヤの松本正社長は、インドネシアでは来年以降に大型発電所の建設事業が見込まれる中、「この時期に新工場を稼働したのは最高のタイミングだ」と強調。現在も発電所向け断熱材のシェアは現地で6~7割を誇るが、「日系企業が受注する発電所案件にもさらに売り込みをかけたい」と語った」
上記記事の赤字部分や画像の様に、「ニチアス シェア」とググるだけでもニチアスがニッチトップ企業であることが直ぐに分かります。
これらの事業で安定的に稼いだキャッシュを高成長事業に回す事でさらなる高収益化を目指せると考えました。
6.ニチアスは高機能製品事業の半導体製造装置向け製品が全体の営業利益率向上を引っ張っています。
以下の事業別利益率でも分かります通り、高機能製品の利益率向上が目覚ましいです。
また「率」ではなく「額」の面でも会社全体の営業利益拡大への影響力は増して来ており、ニチアスの利益全体を引っ張っています。
IoT時代が進むに連れて、半導体の需要は毎年複利的に増加するはずです。
このトレンドは今後10年も世界中で普遍的なものであり、ニチアスは需要拡大の恩恵を受けられると考えました。
7.PER13倍台で投資できました。
投資指標 18/03期(連)
予想PER
|
13.39倍
|
予想EPS
|
101.8
|
|---|---|---|---|
実績PBR
|
1.8倍
|
実績BPS
|
758.52
|
予想配当利
|
2.2%
|
予想1株配当
|
30
|
1株データ更新日:02/22
© 東洋経済新報社
8. 6.でも述べた通り、ニチアスはIoT時代の半導体需要拡大の恩恵を受け、2,3年後の業績も拡大トレンドが続くと考えます。
【投資タイミング】
投資タイミングについては、以下の全てを守ると、1年に2,3回位しか投資出来なくなってしまいます。
なので、投資回数の最大化と下落リスクの最小化をバランスさせる為に、1,2,3の基準のどれか1つでも満たされた時が投資のタイミングと考えます。
4の基準は何があっても遵守すべき、絶対的なルールです。
- Fear & Greed Indexを参考にして、マーケット全体が超恐怖に陥っているかをチェックします。http://money.cnn.com/data/fear-and-greed/
- IFIS株予報のトレンドシグナルで日経平均のリスクオン相対指数をチェックします。マーケット全体が底値圏に入っているかを確認します。http://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?action=tp1&sa=trend_sig
- 日経平均適正株価水準をチェックし、日経平均が緑の帯を下抜けた位置にあるかを確認します。https://nikkei225jp.com/data/per.php
- SBI証券で個別株が割高水準で無いかを必ず判断します。予想PER15倍以下で購入の基準は死守します。また、業界最大手のSBIの予想PERはマーケット参加者の多数が参考にする指標なので、SBIの数値を参考にする事とします。https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLEThmR001Control&_PageID=DefaultPID&_DataStoreID=DSWPLEThmR001Control&_ActionID=DefaultAID&getFlg=on
2.底値圏です。
3.日経平均PERも緑の帯以下で12倍台です。
4.企業価値評価の7.で述べた通り、15倍以下で投資しています。
これらの理由で2018/03/20 ニチアスへ投資を実行しました。
次はHOYAを売却した理由です。
理由はPBRが3.97倍と僕が投資している企業の中で最もPBRが高かったからです。
投資指標 18/03期(--)
予想PER
|
20.29倍
|
予想EPS
|
274
|
|---|---|---|---|
実績PBR
|
3.97倍
|
実績BPS
|
1,401.49
|
予想配当利
|
1.35%
|
予想1株配当
|
75
|
1株データ更新日:02/23
© 東洋経済新報社
HOYA自体は高収益優良企業なのは間違いなく、これからも株価は上がり続けるはずです。
ですが、僕が投資している企業の中では相対的にPBRが最も高いので、それはちょっとしたきっかけでHOYAの時価総額が最も萎みやすいという事でもあります。
HOYAみたいな優良企業を売却するのは断腸の思いでした。でも売却により得たキャッシュをHOYAの半分以下のPBR水準で、これから更に株価が上がる余地が沢山あると考えられるニチアスに投資できました。
この選択は間違ってなかったと信じています(今の所は)。
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