最近、中国政府による、
ディディやアリババに対する締め付けが顕著になって来ましたが、
ソフトバンクグループを買い増ししました。
理由はPBRが1倍を割れてて、割安に感じたからです。
丁度、この画像の日付あたりで買い増ししました。
買い増しした時は単純に解散価値を割れてたので、買ったのですが、
時間があるので、もう少し精緻に、
ソフトバンクグループの中国リスクを検証してみます。
以後の計算は、
21年3月期第1四半期決算説明資料の数値を元に計算しています。
■1
アリババはソフトバンクグループのNAVのうち、39%を占める。
26.5兆円の39%は10.3兆円です。
■2
ビジョンファンドやラテンアメリカファンド等、
ファンド事業合算のNAVのうち、
23%が中国関連である。
ファンド事業全体9.8兆円の23%は、2.4兆円です。
この2つの合算で、12.7兆円分が、
ソフトバンクグループのNAVで、中国関連のリスクに、
直接晒されている部分と言えるでしょう。
■3
仮にこの金額の半分が、
失われてしまったとすると、
6.9兆円の時価の喪失です。
ソフトバンクグループ全体のNAV26.5兆円が、
19.6兆円になります。
2021/09/12時点のソフトバンクグループの時価総額は、
12.4兆円です。
ソフトバンクグループの中国関連資産のNAVが半分吹き飛んだ場合 ÷ ソフトバンクグループの直近の時価総額 = 上昇余地
19.6兆円 ÷ 12.4兆円 = 1.58
となりました。
ソフトバンクグループは中国資産が半値になっても、
58%の上昇余地があると考えられます。
■4
仮に中国資産がゼロ円になった場合。
NAV26.5兆円が12.7兆円減るので、
13.8兆円になります。
この場合でも、ソフトバンクグループの直近の時価総額を、
11.2%上回っています。
以上の様に、
ザックリとした計算てすが、
たとえ中国資産がゼロ円になったとしても、
直近の時価総額で言えば、
ソフトバンクグループはNAV以下の水準で買える見込みが高い事が分かりました。
■注意
もし本当に中国の資産の価値がゼロ円になる事態なら、
リーマン・ショック級の出来事で、
ソフトバンクグループのその他資産のNAV低下も避けられないのは、明確ですか、
あくまでも施策なので、そこは考慮していません。
またそんなに資産価値が下がると、
自社株買いをするとも思います。
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