日本ピラー工業に投資しました 2018年6月4日

お久しぶりです。
2018年6月4日、日本ピラー工業に投資しました。
以下に理由を記載して行きます。

【企業価値評価】

どれか1つの基準を満たさない位の矛盾は見逃す気持ちで企業を評価して行きます。
1つ位の条件なら見逃しても良いと考えるのは、例えば、現在ROICが10%以下の企業でも、営業利益率やマーケットシェアが好調なら、数年後ROICが10%を超える可能性が高いからです。
  1. ROICに注目して企業の生み出す付加価値の高さを判断する。ROIC10%以上を継続的に出せる企業が好ましい
  2. 売上高営業利益率が高い企業か。継続して10%以上を出せているか
  3. キャッシュフローに注目して企業の安定性を判断する。毎年フリーキャッシュフローを大量に生み出せる企業が好ましい
  4. 良好なバランスシートを持っているか。継続して自己資本比率が50%以上か
  5. 経済的堀という企業の強みを発生させられるものがあるか(例えば業界1位のシェアや特許数)
  6. 国内だけでなく海外でも需要を成長させられるか。これにより、長期的な成長性があるか判断する。複利的に需要を増加させられるイメージがはっきりと沸かない限り投資しない。10年間マーケットが閉まったとしても安心な銘柄であるべき
  7. PERは低ければ低い程良い。10倍以下がベスト。10倍以下の低位株であれば、50%以上のリターンも楽に目指せる
  8. 今後3年程度の収益見通しは上昇傾向か。近い将来の業績が減少と予想される企業は下落リスクが高い
残念ながら10年間ROICは10%以下でしたが、②の営業利益率が好調です。

①の画像の通り、営業利益率は過去10年中8年で10%以上を達成しています。
高収益の安定感を評価しました。

下の画像の様に、営業キャッシュ・フローが毎年堅調です。
ここ2,3年は投資キャッシュ・フローが大きく、フリーキャッシュフローが少なくなりがちでした。
ですが、製造業は投資が必須な資本集約型産業です。
これからの2,3年にはその投資キャッシュ・フローの成果が偏在して来ると考えました。

以下の様に、自己資本比率の高さと純資産の堅調な増加を誇っており、この安定感は評価できました。

以下の画像は転職サイトのリクルートエージェントの求人情報からの抜粋です。
日本ピラー工業は「液体、流体の漏れを防ぐシール製品の大手4社中の1社。舶用、電力用製品ではほぼ独占しています。
半導体・液晶製造装置向け製品シェア世界70%、メーカーながら。年の利益率は約19%」や「液体、流体の漏れを防ぐシール製品の大手4社中の1社。舶用、電力用製品ではほぼ独占。半導体・液晶製造装置向け
のふっ素樹脂製の製品には、世界シェア70%を超えるものもあり、将来性のある業界向けの製品で確固たるポジショ
ンを占めております」と紹介されており、
高い世界シェアを保持している事がわかりました。
この高シェアがしっかり高収益と堅調な純資産の増加に結びついており、他社の競争を寄せ付けない強みがあると判断しました。


⑤でも確認した通り、世界シェアで70%を保有しているので、海外市場でも堅調に成長できると考えます。
また、以下の記事を読み、日本ピラー工業はミリ波レーダーも製造していることも、今後の事業成長を助けると考えます。
【日本ピラー工業(6490) アウトパフォーム 半導体製造装置向け好調で今季に加え来季も 3 次元、微細化で収益力アップ続く
ミリ波レーダーはこれから世界経済の牽引役となる、自動運転車に必要となる、部品です。
デンソー系の会社との協力関係にあるのは、納品先確保の面でも安心できます。

2018年6月4日時点のSBIの投資指標が以下です。
1660円で投資したので、予想PERは11.54倍です。
PER15倍以下で投資できました。

投資指標 19/03期(連)

予想PER
11.49倍
予想EPS
143.8
実績PBR
1.01倍
実績BPS
1,629.39
予想配当利
2.42%
予想1株配当
40
1株データ更新日:05/18
© 東洋経済新報社


今後2,3年も半導体とミリ波レーダー需要拡大は続くのは確かだと考えます。
また、以下画像は日本ピラー工業の2018年3月期の決算説明会資料からの抜粋です。
2019年3月期は営業利益の成長が抑えられますが、2020年3月期にもう一段階上に行く予想となります。
長期保有して増配と収益向上の恩恵を受けるのが楽しみです。


【投資タイミング】

投資タイミングについては、以下の全てを守ると、1年に2,3回位しか投資出来なくなってしまいます。
なので、投資回数の最大化と下落リスクの最小化をバランスさせる為に、1,2,3の基準のどれか1つでも満たされた時が投資のタイミングと考えます。
ただし4の基準は何があっても遵守すべき、絶対的なルールです。
  1. Fear & Greed Indexを参考にして、マーケット全体が超恐怖に陥っているかをチェックします。http://money.cnn.com/data/fear-and-greed/
  2. IFIS株予報のトレンドシグナルで日経平均のリスクオン相対指数をチェックします。マーケット全体が底値圏に入っているかを確認します。http://kabuyoho.ifis.co.jp/index.php?action=tp1&sa=trend_sig
  3. 日経平均適正株価水準をチェックし、日経平均が緑の帯を下抜けた位置にあるかを確認します。https://nikkei225jp.com/data/per.php
  4. SBI証券で個別株が割高水準で無いかを必ず判断します。予想PER15倍以下で購入の基準は死守します。また、業界最大手のSBIの予想PERはマーケット参加者の多数が参考にする指標なので、SBIの数値を参考にする事とします。https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLEThmR001Control&_PageID=DefaultPID&_DataStoreID=DSWPLEThmR001Control&_ActionID=DefaultAID&getFlg=on

恐怖と強欲的にはニュートラルでした。

高値圏をあともう一息で下抜けるかなの位置です。

適正株価水準を下回っていました。

企業価値評価の⑦で確認した通り、PER15倍以下での投資です。
またPBR水準でも1.019倍での投資でもあります。
解散価値とほぼ同値ということもあり、下値余地は限られると考えました。


以上の理由で日本ピラー工業へ投資しました。
最後に最近の投資成績を振り返ります。



扶桑化学工業の失敗が全体の成績を引っ張りすぎですね…
扶桑化学工業で痛い目をみた反省を生かして、
日本ピラー工業の様な低PERだけど高収益な企業に集中戦略を継続できています。
PER15倍以上の人気株も確かに利益率や事業モデルの面で魅力的ですが、私は実を取ります。


それでは!

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