Hameeはプラットフォーム事業単体でも妥当な株価なのか?

最近、Hameeの決算発表があり、

株価が落ちました。


プラットフォーム事業は好調ですが、

コマース事業が足を引っ張っている様です。


私がこの会社に興味を持ったのは、
ネクストエンジンというサービスを展開している、
プラットフォーム事業がきっかけでした。

という訳で、Hameeは決算発表で売られたものの、
プラットフォーム事業単体で考えてみた場合、
今の株価は妥当なのかどうかが気になりました。

以下より、
この事業単体の時価総額を考えてみます。

後述しますが、
結論としては、
Hameeはネクストエンジン事業単体で考えても、

株価水準が妥当と考えます。



■1
22年4月期ではプラットフォーム事業は1050百万円の利益予想


予想利益に法人税率30%を掛けて、
735百万円が、
プラットフォーム事業の純利益と言ったところでしょうか。


■2

プラットフォーム事業のサービスである、

ネクストエンジンは優れた商売です。


典型的なプラットフォーム型のビジネスモデルで、

ネクストエンジンを使う企業が増える程、

ネクストエンジンの利便性が向上します。


このビジネスモデルのお陰で、

解約率が低く、成長率と利益率が高いです。



また韓国でも契約社数を増加させられています。


これらの実績の結果、ネクストエンジンは、
導入実績で1位を獲得している様です。





■1で見たとおり、プラットフォーム事業単体の、

純利益相当が735百万円でした。

Hameeの2021/09/18の時価総額は、

22,432百万円でした。


PERにすると、30.5倍です。


■2で見たとおり

ネクストエンジンは、優れたサービスで、

かつ、EC市場は今後も高い成長を見込めます。


そのため、PER30.5倍は妥当ではないでしょうか?


念の為、

四季報でHameeの類似企業とされている、

以下の企業の2021/09/18の予想PERも、

見てみましょう。


アイル 38.6倍

イルグルム 33.0倍

でした。


比較対象と比べると、

PERは少し安い位です。


これらの事から、結論としては、

Hameeはネクストエンジン事業単体で考えても、

株価水準が妥当と考えます。



またネクストエンジン事業だけでなく、

コマース事業や、

その他新規事業も展開しており、

株価のプラス材料になるチャンスがあります。



ただし、

プラットフォーム事業以外の事業が、

成長性や収益性に見劣りすると、

それがHamee全体で見た時の業績を引っ張る要因になるので、

注意が必要です。

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